\モデルハウスの気温は何度?/
こんにちは。設計のみねぎしです。
かねてから念願だったモデルハウスの気温調査を今月から始めました。
南吉成にあります、モデルハウス「GGM BASE」は2017年10月にOPENしました。
南吉成という土地は、仙台市青葉区ですが、標高高めの標高186m
冬は市街地は晴れていたのに、モデルハウスに近づくにつれて雪景色…そんな場所にあります。
そんなわけで、お土地柄とても寒く、出勤時の朝の外気温は-1.0℃なんてことも多いのです。
モデルハウスの暖房は、事務所内に設置の天井カセット型エアコンを1台稼働しています。
ちなみに、モデルハウスの延べ床面積は192.11㎡ 58.11坪あります。
耐震構法 SE構造の木造ラーメン構造で施工されたモデルハウスは
9.1mのスパンを飛ばした大空間を生かして、1室空間となっています。
2階から大きな吹き抜けを通して、1階まで見渡せるのです。
建物は南側に面して大きな開口を設けて、冬は日差しをたくさん室内に取り入れて、
夏は庇を設けているお陰で、室内への日差しはシャットアウトしています。
暖かい空気は2階へ上がっていくので、吹き抜けにファンを設置して空気下へ循環しています。
基礎はベタ基礎、床の断熱材はA種押出法ポリスチレンフォーム保温板 65mm
壁の断熱材は高性能グラスウール 内断熱+気密シートON石膏ボードで気密を確保しています。
天井断熱材は野地合板+石膏ボード+気密シート+A種押出法ポリスチレンフォーム保温板 65mm×2
断熱材でグルリと保温。魔法瓶のように、冬は暖まった家全体の熱を逃げにくく、夏は照り付ける太陽から
守ってくれる役割をきっちり果たしてくれています。
サッシはアルミ樹脂サッシで、ガラスはダブルLow-E~単板+内窓サッシまでガラスの展示場になってます。
私たち吉田建築 コアスタのモデルハウスでの生活のリズムは
8時半からの業務開始前に、8時20分からモデルハウスの清掃を開始します。
朝から事務所にあるエアコンを1台稼働させます。※1
日中は南から入る暖かい日差しが時には暑すぎて、一旦エアコンを停止します。※2
夕方頃に少し寒さを感じでエアコンを起動します。
業務終了後は、エアコンを切って帰宅します。
エアコンでの暖房の使い方はこんな感じです。
それで?室温はどうなの?
そうですね。数字をご覧頂くのが一番。
1月の出勤時の外気温の最低気温1月25日の気温についてご紹介します。
朝8時20分頃 天気は晴れ 少し風のある日でした ※1
外気温 -1.3℃ 湿度 -
1階ショールーム 15.5℃ 湿度 28%
1階洗面 16.3℃ 湿度 33%
2階キッチン 15.7℃ 湿度 31%
夜はエアコンを切ってますので、外気温-1.3℃に対して、室温が約15℃はとてもあたたかいのです。
日中暖められた家が、断熱性能が良いので熱が逃げにくく、朝まで暖かく私たちを迎えてくれるのです。
ということは。
モデルハウスが普通に生活している一般家庭だとしたら、夜は暖房をかけて生活しているので
目覚めたときはモデルハウスよりもあたたかく、朝を迎えることができるのであります。
昼間 14時頃 天気は晴れ ※2
外気温 2.3℃ 湿度 69%
1階ショールーム 19.4℃ 湿度 28%
1階洗面 18.8℃ 湿度 35%
2階キッチン 19.1℃ 湿度 33%
日差しがたくさん入り込んで体感はとても暖かく
吹き抜けの大きな窓から室内の奥へも日差しが入り
北側もあたたかでした。
一般的な断熱を使用する住宅の場合は、エアコンの廻りや、ファンヒーター等局所暖房の範囲は暖かくても
断熱性能が良くないので、家全体を暖められない。厚着をして、ストーブの前から離れられない。
暖まらない家に対して、暖房器具をガンガン使う。という負のループが始まるのですね。
それはとにかくもったいない。
地球の為を思ったら、できるだけエネルギーを使わない家を提供したい。
どこのお部屋も同じ温度で、ヒートショックなどの心配のない家は=(イコール)
どこに誰がいても、家族を感じられる家になるんです。
モデルハウスはいつでもご見学頂けます。
お気軽にお越しくださいませ。お待ちしております。